2011年11月4日金曜日

川が・・・

きのう、ダイダイフチドリクヌギタケが出ているか羊蹄山麓へ行ってきた。その帰りに尻別川へ寄ってきた。
思わず目を疑った。川はもちろん流れているのだけど川の様子が変わってしまった。

写真の右側橋げた付近はコンクリートブロックで護岸されているはずが、かなりの石に埋もれてしまい、左側橋げた付近に中州が出来ていたのだ。その橋げたに木が引っかかっている。

下の写真は昨年(9月20日)撮ったもので、違う位置から撮っているのでピンと来ないかもしれないが、木の引っかかっている橋げた付近は中州になっておらず、川岸だった。

川は左側のほうにずれ込んでいる。
7月に来たとき川は、変らぬ姿を見せていた。 たぶんその後、大量の石や岸辺の木々を巻き込んで鉄砲水のような濁流があったに違いない。思い起こせば、9月に台風12号の影響で、豊平川でも河川敷に川水があふれ出し、大雨洪水警報が出されていたことがあった。
そのときに、尻別川でも氾濫していたのではないだろうか。
しかし今は、清流日本一(これまで1位10回)のごとく、清らかに水は流れている。

さて、川岸で川に入り込むと石がヌルヌルしすぎて、歩けないほど。
7月には殆どヌルヌル感がなかったのに、藻類がかなり発生している。
澱を採取するのに色々な石から採取したもののそれほど時間がかからなかった。
家に帰ってきてみて濃縮されている澱を数滴(10滴くらい)顕微鏡で覗いてみた。
昨年は1滴に数個入っていたDydimoやGomphoneis erienseが見当たらない。
大型のCymbella も見当たらない。
これはクリーニングして更に濃縮して見てみなければ・・・と思わされている。
(クリーニングはメチャクチャ苦手なんだけど・・・)
下の写真の種のほかに小型のCymbellaやGomphonemaなども散見されている。
下は、珪藻を捕食する原生生物。Encyonemaが捕食されている。
この原生生物は、珪藻の葉緑体を分解して吸収するのか、きっとそのときに赤く変化した葉緑体物質でピンク色になるのかな?と思わされた。

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